「ようやく社会人になる!」とワクワクして入社したのに、入社早々パワハラ。
辛すぎますよね。

パワハラで悩む必要なんてないよ!
悪いのはパワハラする人なんだから!!

でもやっぱり、たくさん悩むよ…毎日辛い…
「パワハラでいちいち悩む必要はない」とはわかっていても、毎日言われると悩むもの。
パワハラが横行している職場にいると、周囲で聞いているだけで辛いこともあります。
あまりにパワハラが酷い職場にいる場合は、早めに対策をとりましょう!
年単位で社会復帰できなかったり、パワハラにより自信を喪失してしまったりします。
自分がやられてしまう前に、対策することが大事ですよ。
この記事では、
パワハラの実例
パワハラの対策法
を紹介しています。
「これってパワハラかな?」と悩んでいるあなたも、実例を知れば「これはパワハラだ!」と判断できます。
対策方法も一緒に知って、職場環境を少しでも快適にしましょう!
パワハラの定義とは?
厚生労働省のホームページによると…
パワハラはこのように定義されています!
職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。
引用:パワハラの定義/あかるい職場応援団(厚生労働省)
一般的には、上の立場の人から下の立場の人に向けられることが多いです。
上司や先輩から、部下や後輩に向けられるケースが多いですね。
必ずしも上の立場の人から下の立場の人に向けられるわけではなく、部下から上司、同僚どうしの間などの場合もあります。
業務上で必要な範囲内での指導なら、パワハラには該当しません。
しかし、業務上で必要な範囲を超えたことを言われ、あなたが苦痛を感じていた場合、パワハラに該当します。
学歴逆差別を受けて洗脳された例
世間的に高学歴と言われる大学を卒業していた方の話です。
職場の上司に「あなたは●●大学卒なのにそんなこともできないの?」と何度も言われたそうです。
今更変えることができない、過去の学歴での差別。
辛いですよね。
大卒の新入社員は、同い年の高卒の人と、社会人経験の長さが全然違います。
同い年の高卒の人と比べられると、大卒の新入社員にはできないことが多くて当然です。
上司は頭ではそのように考えて発言したようですが…
「そんなこともできないの?」という言葉だけを使っていたので、人を馬鹿にしていると受け止められても仕方ありませんでした。
後輩潰しに必死な上司
上司としては、自分が何年もかけて築いてきた地位を、高学歴の新人に奪われることを恐れていたようです。
そこで、高学歴の新人が自信を喪失するようなことばかり、無意識に言っていたようです。
冷静に聞いていれば、「録音して訴えれば負けるようなことばかり、この上司はよく言えるな」「自分の地位を奪われないように、後輩を潰しているな」と思えるかもしれません。
しかし言われている当人は、その時の上司の顔色や声の恐ろしさから、冷静に考えられませんでした。
パワハラとしか思えない言葉を、そのまま受け取ってしまいました。
新人は徐々に自信をなくしていく…
「これまでの人生ずっと頑張ってきた。しかし、この頑張りは無駄らしい。今まで自分にかけてもらったお金が無駄だ。生きていていいのかな?」なんて漏らしていることもありました。
即心療内科に行かないと危ない状態でした。
「新人の自分には、できないことがたくさんあるのはわかっている。でも毎日色々と言われていて、もう耐えられない。」と漏らしていたこともありました。
退職後も洗脳は続く…
その新人さんは上司の思惑どおり、自信をなくして退職しました。
「自分はこれまで学んだことが身につけられていないので、これからも学んだことが身につけられない。こんな自分は普通の会社で働けない。」と思いこみ、作業所で働くために行動し始めたそうです。
作業所で働くことは、周囲の助言もありやめましたが…
数ヶ月後に肉体労働中心で、学歴不問の職場に再就職しました。
もちろん、これまでの経験がほぼ活かせない職場です。
求人に応募した際も、「経験が全く活かせないよ!お給料もあなたの学歴に対して安すぎるよ!本当に良いの?」と何度も何度も言われたそうです。
面接官の方にさえ、「本当にここで働いて良いの?」と確認されたそうです。
しかし、「自分はこういう職場が適している!」と本人が思っている限り、周りもなすすべがありませんでした。
確かに、社会人としての経験が浅いために、その新人さんができないことはありました。
この面は高卒の人に負けている…と思うところもありました。
しかし、「自分はこれまでの勉強や経験が活かせないほど無能だ」とまで思い込んでいたのは、日々のパワハラによる洗脳が原因ではないかと考えられます。
誰しも、これまで二十数年間生きてきた経験が、全く活かせないわけがありません。
「社会人として身につけるべきことは身につけ、これまでの経験は活かす」という考え方がだんだんとできるようになり、学歴不問の職場から転職するため行動を始められました。
洗脳が解けるまでにかかった期間は…
自分は無能だという洗脳が解けるまでに、なんと3年もかかったそうです。
前職を辞めてから現在の職場に転職するまでは早く、体も心も回復したように見えていました。
しかし、実際に回復するまでは3年もかかっていたと、ようやく本人も周りも気づいたようです。
1週間来なくていいと言われた例
忙しい職場で、上司から「あなたは1週間来なくていいよ。引き継ぎすることもないから大丈夫。」と言われたら、あなたはどうしますか?
1週間出勤しないで、その1週間が終わったらまた出勤しますか?
1週間も出勤しないなんて、仕事に大穴を開けてしまうからできない!と思い、上司の発言を振り切って出勤しますか?
この発言を退職勧告だと思い、退職する方向へ進みますか?
どんな1週間を過ごす?
おそらく一番多いのは、「退職勧告だと思う」ではないでしょうか。
「退職勧告されたから、どう動こう?」と考えたり調べたりして、1週間を過ごすという選択をする方が、一番多いと思います。
実はこの話を私も含め数人同時にされましたが、皆退職勧告であると捉え、それぞれ行動を始めました。
他社の労働組合の幹部をしている親戚に相談をした
ハローワークに行き、職探しを始めた
この上司の発言により、自分はどのような扱いになるのか(退職勧告、会社都合退職、解雇など)調べ始めた
皆、「この職場に自分は必要なくなったから、次に進もう」と考えていました。
「会社としては自主的に退職願を出してほしいだろうけど、それは自分にとって有利なのか?」と考えつつ、次の仕事を探し始めていました。
この職場での正解は意外にも…
ちなみにこの職場の上司が求めていた答えは、「発言を振り切って出勤」だったそうです。
実際のところは、誰もこの答えを想定せず出勤しませんでしたが…
この発言は退職勧告とみなされるケースもあると後で指摘されたそうで、発言はその1回きりでした。
自主的に退職願を出してほしいなんて、全く思っていなかったようです。
上司は自分の発言を機に全員が退職する可能性もあるなんて思いもせず、怒りに任せて発言しただけのようでした。
会社に残り続けたらどうなった?
この職場で求められていた答えを考えると、辞める必要はなかったので、全員そのまま仕事を続けました。
しかし、退職勧告とも取れる発言を上司からされた後も、その職場に残り続けると、「自分は必要とされていないけれど、この職場に残っている」と皆の心のどこかに引っかかっていました。
そして、家庭の事情などの引き止められない理由を強引に作り、辞めていきました。
上司の「1週間来なくていい」発言の直後に、辞めることはありませんでしたが…
発言がどこかに引っかかり、次の職場を探した上で万全の体制を整え、辞めていきました。
酷いパワハラはどこに相談すべき?
パワハラを受けていても、すぐに労働基準監督署に介入してもらうことは難しいかもしれません。
でもあなたが働きにくい環境でずっと働くのは、辛すぎますよね。
紹介したようなパワハラをずっと受けていたら、いつかあなたが壊れてしまいます。
パワハラは、業務の範囲外において、言ってはいけないような言葉を浴びせることです。
言ってはいけないような発言をされて、あなたが傷つく必要はありません!
あなたも先輩や上司などに相談して、対策をしているはず。
それでも解決されずに辛い時は、公的機関に相談してみてください。
対処の仕方を教えていただけたり、あまりに酷い場合は労働基準監督署に介入してもらうべきという助言をいただけます。
総合労働相談コーナー
都道府県の総合労働相談コーナーでも、相談ができます!
お近くの総合労働相談コーナーの電話番号や対応時間は、こちらの厚生労働省のホームページから調べられます。
労働条件相談ほっとライン
労働条件相談ほっとラインでは、何と平日の夜と土日に、電話相談に対応していただけます!
TEL:0120−811−610
平日(月・火・木・金):17時~22時
土日:10時~17時
その他の相談窓口
こちらの厚生労働省ホームページより、法テラスやみんなの人権110番など、その他の相談窓口も紹介されています。
まずは、総合労働相談コーナーや労基に相談することになると思いますが…
「利用できる機関がこれだけたくさんあるんだ!」ということを、一度目を通して知っておきましょう!
後々あなたを助けてくれるかもしれません。
パワハラで潰れてしまう前に対策を!
新人のあなたには、まだ社会人として欠けていることもあるはず。
しかし、社会人として欠けているところがあるからといって、あなたはパワハラとなる発言を浴びせても良い存在ではありませんよね。
どんな人であっても、パワハラを受けるようなことがあってはいけません。
パワハラであなたが潰れてしまう前に、対策をとりましょう!
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