心療内科の薬で心配なことが、「薬の副作用で太りそう」ということ。
女性にとっては特に悩みですよね。
「治療が大事なことはもちろんわかっているけど、太るのも嫌だ…」という悩みを抱えている方は多いはずです。
治療と副作用との付き合い方について、考えてみましょう。
太りやすい薬はあります!
皆さんのイメージ通りに、太りやすい薬はあります。
心療内科に行くと、100kgを超えていそうな患者さんを目にすることも、たまにあります。
添付文書(薬の説明書きのようなものです)に、副作用として体重増加が明記されているものもあります。
治療のために必要な場合は飲もう!
治療のために太りやすい薬を飲む場合は、太ることを承知の上で、飲むしかありません。
抵抗があるかもしれませんが、まずは薬を飲みましょう。
太ることを恐れて薬を飲まず、体調が良くなるどころか悪くなってしまっては、通院している意味がありません。
治療が終われば減量を頑張ったり、治療中もできるだけ太らないよう食生活を気をつけたりしましょう。
太る薬は嫌!という場合は?
どうしても太るのが嫌なら、太りやすい薬を避けてもらい、別の薬にしてもらうこともできます。
病院で「太りやすい薬は避けてほしい」と希望を伝えておきましょう。
副作用で太ることがあなたにとってストレスになる場合、病状が悪化する可能性もあるので、希望に沿ってもらえることが多いと思います。
副作用で体重増加が明記されていないもの、病院の先生のこれまでの経験などで体重増加があまり見られないものを処方してもらえたら、安心ですね!
ただし、太りやすい薬があなたの病状に適している場合もありますので、その場合は太りやすい薬を飲まざるをえないかもしれません。
病院できちんと相談しましょう。
食欲不振が改善しただけかも!
精神的な症状の一つで、今まで食欲不振があったのかもしれません。
1日1食も食べられないなどの、明らかな食欲不振がある方もいらっしゃっると思います。
明らかな食欲不振があった方は、食欲が戻りつつあるのに気づきやすいです。
味がわからない、何を食べてもおいしいと感じられないなどで、食べることに楽しみを見出せず、食が細くなっていた可能性もあります。
治療の効果が出て、食べることが徐々に楽しくなり、食が細くなっていたのが改善していくのは、少し気づきにくいかもしれませんね。
このように、治療したことにより食欲が正常に戻ったことで、結果的に太る可能性はあります。
太るのは嫌かもしれませんが、治療がうまくいっている指標の一つかもしれませんよ!
治療が最優先!
分かっているとは思いますが、通院中のあなたには治療が最優先です。
少し体重が増えるのは承知の上で、前向きに治療に取り組みましょう。
食生活を気をつけたり、運動をしたりすることで、体重の増加を抑えることはできます。
また、治療が終わってからは本格的な減量に取り組むこともできます。
まずは治療を優先しましょう!!
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