心療内科で治療を開始したけど…
「なんとなく薬が効いてない気がする。」
「吐き気がひどい。この薬続けられない。」
など、この薬は自分に合っているのかな?って思う時があります。
そんなときの対処の仕方を紹介します。
ここで間違った行動を取ってしまうと、治療に逆効果を及ぼすこともあります。
正しい行動を知って、きちんと治療しましょう!
副作用がひどい場合
薬を飲み始めてすぐの時期は、特に副作用が出ることがあります。
少し胃が悪い、便秘気味など、次の診察のときにちょっと相談しようかなと思う程度の軽い副作用なら、それほど悩まないかもしれませんが…
日常生活に支障をきたすほど動悸がしたり眠くなったりするなど、一刻も早く改善しないといけないほどの副作用が出ることだってあります。
副作用が酷い場合でも、自己判断で薬をやめないでください。
病院や薬局で相談しよう!
副作用が気になるときは、すぐに病院か薬局に電話して、指示を仰ぎましょう。
飲むのをやめて、その症状が落ち着くかどうかまず確認してほしい
飲みはじめによくある副作用で、しばらくしたら落ち着くので様子を見てほしい
など、様々な指示が考えられます。
薬を飲むのをやめてほしいと指示されない場合もあります!
自己判断でやめるのは絶対にダメです。
これは副作用?と疑問に思ったら相談しよう!
次の診察のときに相談しようかなと思う程度の副作用の場合、
「そんなに日常生活に支障をきたしているわけでもないし、言わなくていいか…」と思う方もいるはず。
でも、これは副作用かも?と思うことがあった場合、病院や薬局で相談してみましょう!
自分では大したことがないと思っている症状でも、重大な副作用の前触れという可能性もあります。
また、副作用を改善するための薬を足してもらえたり、副作用が出にくい薬に変えてもらえたりすることもあります。
病院の先生にも、薬局の先生にも、あなたが症状を言わないと伝わりません。
「こんな些細なこと言ってもいいのかな…」と悩まず、症状ははっきり伝えましょう!
薬が効いていない気がする場合
薬が効いていない気がするのも、副作用と並んで大きな悩みですよね。
全然治らないと悩み続けても仕方ありません。相談しましょう!
病院や薬局で相談しよう!
これも自己判断せず、病院や薬局で相談しましょう。
薬の種類によって効果の出るタイミングは異なります。
1ヶ月くらいかけて、じわじわと体調をよくしてくれて、それを持続させてくれるもの
すぐ効果が出るが、薬が切れるとすぐ効果がなくなるもの
など、様々なタイプがあります。
効いたという実感が湧くまで気長に待つべきか、薬を変えるべきかは、病院や薬局で判断してもらいましょう。
実は薬はきちんと効いている…?
病院や薬局で相談してみたら、実は薬がきちんと効いていた、そんな場合も実はあります。
薬局で働いていたときにいらっしゃった患者さんの実例を紹介します。
「薬をきちんと飲んでいるのに、たまにひどく落ち込むときがある。この薬効いているの?」
と心配に思って、尋ねてきた方がいらっしゃいました。
真面目に薬を飲んでいるのに、症状が治らないなんて、不安で不安で仕方ないですよね。
でもその方は、薬の副作用でひどく落ち込むのではなく、
薬が効いていて日頃は落ち込まないが、薬の効果が切れた時に落ち込んでいるようでした。
薬が効いていないと思い込んでいたけど、相談してみたら実は違っていた、という場合もあるんです。
自己判断は絶対にダメ!
何だかこの薬合わないなぁと思いつつ、薬を飲み続ける気にはなれなくて当然です。
そんなときは、病院や薬局に電話して、プロの指示を仰ぎましょう。
自己判断でやめてしまうと、実は改善に向かっていたのにそれを止めてしまったり、悪い状態に逆戻りしたりする可能性があります。
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